2024.01.30

犬のトイレのしつけは難しい?トレーニングのポイントを解説!

犬のトイレのしつけは難しい?トレーニングのポイントを解説!

CONTENTS

    犬のトイレのしつけは大切だと分かっていても、なかなか難しいと感じている飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、トイレトレーニングの際のポイントを詳しく解説します。犬のトイレのしつけにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

    トイレのしつけは大切 

    犬を迎えたら最初に行う重要なしつけが、「トイレ」です。
    トイレのしつけができていると、家だけではなく、ドッグランやカフェなどの外出先で粗相の心配がなくなるでしょう。粗相の後始末で部屋の掃除をする回数も減ります。
    外で排泄する習慣がついてしまうと、悪天候や飼い主さんが体調不良のときでも外に出なくてはなりません。 
    そのため、決まった場所で排泄できるようにトイレをしつけることは、飼い主さんにとっても犬にとっても大切なのです。

    しつけのためのグッズを準備 

    トイレのしつけを始めるために、しつけのために必要なグッズを準備しましょう。以下では必要なグッズを紹介します。

    サークル

    サークルは、四方を柵で囲った犬の居場所となる大切なスペースです。
    犬にトイレの場所を覚えてもらうために、ベッドとトイレをサークルに入れ、失敗を減らせるよう管理します。
    犬は排泄前にその場でくるくると回ることがあるため、体の2~3倍大きいサークルを選ぶことがおすすめです。犬は綺麗好きのため、自分の排泄物を踏まないよう、避けるために十分なスペースをとってあげましょう。

    トイレトレー

    トイレトレーを利用することで、犬がトイレを認識しやすくなったり、トイレシートがずれて床が汚れたりすることを防ぎます。
    トイレを汚れたまま放置して不衛生になると、犬が近づきたがらなくなるため、こまめに掃除をして衛生的に保つように心がけましょう。
    大きさの目安は、犬のしっぽまで入りその場でくるくると回転できる程度のサイズです。少し大きめのものだと、漏れやはみ出しなどの失敗を予防できます。体が成長してきたら大きいサイズに変えてあげましょう。

    トイレシート

    トイレシートもトイレトレーと同様に、犬がその場でくるくると回転できる程度のサイズを用意します。
    子犬の頃は排泄回数が多く、排泄物を踏んでしまうことがあります。小さいサイズのシートを複数枚重ねて敷いて、汚れたところだけを取り替えてあげる方法がおすすめです。この方法だと、隙間から漏れたり大きいシートを消費したりしなくて済みます。
    成犬になったら、漏れやはみ出しなどの失敗を防ぐために、メーカーが推奨するサイズのトイレシートを利用しましょう。

    トイレトレーニングのポイント 

    犬のトイレトレーニングのポイントを解説します。犬の特性や習慣、飼い主さんの心構えなどを知って、トイレトレーニングを成功させましょう。

    犬が落ち着けるトイレ環境を作る

    犬も人と同じで、騒がしい場所では落ち着いて排泄ができません。排泄中は無防備になるため、静かで落ち着ける環境をトイレに選ぶ傾向があるのです。騒々しい場所や人の出入りが多い場所は避け、人があまり通らない静かな場所にトイレを設置して、落ち着ける環境を作ってあげましょう。
    たとえばリビングの端であれば、人間の生活の邪魔にもならず、愛犬が排泄したときにすぐ気付けます。

    トイレの場所を教える

    犬にはトイレシートの上で排泄をする認識がないため、人間が正しいトイレの場所を教えてあげる必要があります。
    犬が勝手に飼い主さんの望んだ場所でトイレをするようになることはなく、トイレシートの上で排泄してもらうためには飼い主さんが習慣化させるのです。
    また、さまざまな場所で粗相をしてしまうとトイレの場所を覚えにくくなるため、子犬のうちはサークルに入れてあちこちで粗相をしないように見てあげましょう。

    犬の習性に配慮する

    犬はもともと綺麗好きな動物で、寝床の付近が汚れることを嫌がる傾向にあります。基本的に生活空間以外の場所で排泄しようとするため、寝床とトイレの位置が近すぎるとなかなかトイレを覚えないことがあります。同じサークル内にベッドとトイレを設置する際は、なるべく離して置くようにしましょう。
    サークルの外に就寝スペースとしてクレートを設置して、トイレスペースとしっかり分けてあげることもおすすめです。

    覚えるまでは目を離さない

    トイレを覚えるまでは、犬にとって自分の寝床以外は「トイレをしてもかまわない場所」です。一度粗相をして自分の排泄物のにおいがついてしまうと、同じ場所で何度も繰り返し粗相をしてしまいます。トイレを覚えるまでは目を離さないように注意しましょう。
    目を離さなければならないときは、ケージやサークル・クレートなどを利用して、あちこちで粗相ができないように行動範囲の制限がおすすめです。

    失敗しても叱らない

    犬がトイレに失敗してしまっても、決して叱らないようにしましょう。
    犬はなぜ叱られているかが分からず、排泄したこと自体が悪いことなのだと勘違いしてしまいます。その結果、排泄を我慢してしまったり、怒られることを怖がって飼い主に隠れて排泄したりします。
    粗相をしてしまったときは冷静に速やかに掃除をし、上手にできたときにたくさん褒めてあげましょう。トイレを覚えるまでこの作業を根気強く繰り返すことが大切です。

    すぐに掃除を行う

    排泄物はすぐに片付けず、そのままにしておくことを避けなくてはなりません。
    犬が粗相をしてしまったときは、なるべく速やかに掃除をします。おしっこのにおいが残っていると、同じ場所で何度も繰り返し粗相をしてしまうためです。
    なるべく速やかに、おしっこのにおいが完全に消えるまで掃除をしましょう。市販のペット用消臭スプレーを利用することもおすすめです。

    一度決めたトイレの場所を変えない

    トイレの場所は、一度決めたら変えないようにしましょう。せっかく覚えたトイレの場所を変えてしまうと、犬が混乱してしまうためです。やむを得ずトイレの場所を変えたいときは、新しい場所でもう一度トイレトレーニングをやり直す必要があります。

    成長状態別のしつけポイント 

    子犬であるか成犬であるか、犬の成長状態に合わせてしつけのポイントが違います。それぞれのポイントを解説します。

    子犬

    子犬を迎えた場合、トレーニングは「迎えたその日」から始めましょう。すぐにトレーニングを開始できるように、トレーやシートなどのグッズは準備しておきます。
    子犬は排泄の間隔が短いため、タイミングをよく観察してトイレトレーニングのスケジュールを立てましょう。特に食後や寝起き、運動した後の排泄が多く、そのタイミングになるとそわそわと床のにおいを嗅いだり、くるくる回り始めたりします。
    トイレで上手に排泄ができたらたくさん褒めて、サークルから出して遊んであげましょう。子犬のうちはこれを繰り返して、トイレを覚えてもらいます。

    成犬

    成犬やシニア犬であってもトイレのしつけは可能です。子犬より時間はかかるものの、根気強く教えればいつか必ず覚えます。
    成犬の場合は、これまでに身についている習慣を変えることになるため、はじめは混乱してしまうでしょう。少しでも受け入れやすくするために、状況を見ながら徐々に新しいトイレの環境へ変えます。
    子犬同様、成功したらたくさん褒めてあげることが大切です。焦らず気長に取り組みましょう。

    まとめ

    犬のトイレのしつけは、飼い主さんの負担を減らし、愛犬の健康管理や第三者へのマナーとしてとても大切です。
    子犬だけでなく成犬の場合も、諦めずにトレーニングをすることで犬は学習します。今回ご紹介したグッズやトレーニングのポイントを参考に、焦らず愛犬のペースに合わせてトレーニングをしましょう。

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