2025.05.12

【本物志向が集うカフェ】好きへのこだわりが詰まったラグジュアリー空間を、愛犬とともに楽しむ。

【本物志向が集うカフェ】好きへのこだわりが詰まったラグジュアリー空間を、愛犬とともに楽しむ。

CONTENTS

    2022年、大阪府松原市にオープンしたカフェBordeaux1901。高級感のあるエントランスを抜けると、ずらりと並ぶスーパーカーが目に飛び込んできます。

    ここはBMW正規輸入販売店である「ガレージエブリン」がプロデュースするカフェ。展示場として車両販売をする傍ら、なんとペット同伴も可能なんです。一歩中に入ると、テラス席やドッグランなど、ワンちゃんと過ごせる開放感のある空間が広がっています。

    とはいえ、車屋さんのカフェっていかにも敷居が高そう。「良い車を持ってないと入りにくいんじゃ?」なんて思いますよね。

    …いえいえ、そんなことないですよ!

    と気さくに話してくれたのは、カフェオーナーの青木さん。

    「好き」へのこだわりが詰まった空間の魅力と、それにまつわるストーリーをお聞きしました。

    カフェ好き、犬好き、車好き…他にはない三本柱

    ーワンちゃん同伴OKのカフェを始めたきっかけを教えてください。

    昔からカフェ巡りが好きで、僕自身カフェで働いていた経験もあるので、ずっとやってみたいなと思っていたんです。本職である車両販売と上手く組み合わせられないか考えて、辿り着いたのが今の形ですね。

    念願のカフェの立ち上げが決まり、準備を進めていくなかで「ペットOKにするかどうか」という話になりました。うちは家族経営で、実家でも犬を飼っていたんですが、ちょうどカフェをやる直前のタイミングで亡くなってしまって。

    あの子たちもここで一緒に走り回れたらなぁ、という思いと、そんなふうにこの場所が、みんなで楽しく集まれる空間になればいいなと。それでペットOKにしようと決めました。

    ー元々「ドッグカフェ」としてスタートしたわけではないんですね。

    そうなんですよ。こんなにワンちゃん利用の方が来てくださると思わなくて、僕たちもびっくりしてます!

    ワンちゃんの飼い主さんは車のご利用が多いので、そこでシナジーが生まれているのかもしれないですね。

    もちろん、カフェがきっかけで車にも興味を持っていただけると嬉しいですが、「車屋が片手間でやっているカフェ」になっては意味がないと思っています。接客もメニューも上質なものをお届けできるよう、そこは本気で取り組んでいます。

    洗練された空間で一際光る、"1901"に込められた想い

    ー確かに、車好き関係なく、カフェ自体にファンやリピーターがついている印象です。空間づくりのこだわりはありますか?

    インテリアや調度品にはこだわっていますね。例えば棚に置いている洋書も、古本をひとつひとつ自分たちで選んで買ってきたものを使っていたり。

    お店のロゴがグリーン×ゴールドなので、真鍮のゴールドを差し色的に使っています。スタンドライトや椅子のアームもゴールドで統一して、シルバー系はあえて使わないように。

    ファッションと同じで、大切なのは色合い・風合いのバランスだと思っています。既製品で気に入るものが無ければ作ればいいし、ブランドにこだわるというよりは、「このアイテムを使いたい!」とピンときたものを基調に、色味のバランスを組んでいます。

    ー全体的に落ち着いたカラーでクラシックな印象ですが、店名サインはピンクのネオン管ですよね。意外な組み合わせですごく可愛いです。

    あ、これにも実は意味があって…

    店名のBordeaux1901ですが、この数字は僕たち家族のビジネスの原点である、曽祖父の生まれ年なんです。

    曽祖父が始めた飲食店が町で有名になり、父はそれを引き継ぐ形でパン職人になりました。パン屋さんの名前はBordeaux(ボルドー)。当時のトレードマークは、大きなピンクのネオンサインでした。

    僕が新しくカフェを始めるとき、これを絶対に使いたいと思ったんです。

    ーそんな素敵な由来が!ひいおじいさんの代から、何十年にもわたって想いを受け継いだものなんですね。

    はい。父が繁盛させていたパン屋さんを、カフェという形で復活させたかったんです。先祖の方への尊敬も込めて、この名前にしました。

    ※Bordeauxにまつわるファミリーヒストリーは聞けば聞くほど素敵なので、パン職人をされていたお父様のブログも是非チェックしてみてください↓

    https://www.everyn.com/sp_blog_entry.php?aidx=235513

    「ドッグカフェ」とあえて言わない理由

    ーワンちゃん同伴のカフェを運営する上で、大切にされていることはありますか?

    犬好きの方と車好きの方が、気持ちよく共存できることですね。ドッグラン含め、ペットOKのスペースをきっちり分けているので、どんな方でも安心してお過ごしいただけると思います。

    接客については基本を徹底するようにしています。当たり前のことを、当たり前にできるように。

    ワンちゃん相手だからこうしようとか、ルールを決めて機械的にやるのではなく、接客は「伝わるもの」だと思っています。僕含め、スタッフみんな本当にワンちゃん大好きで。ついつい絡みにいっちゃう!って感じです(笑)。

    好きだから自然と話しかけたくなるし、喜んでもらいたくなる。やっぱり好きという気持ちに勝るものはないと思いますね。その結果、ありがたいことに、ドッグフレンドリーなお店と言っていただけることが多いです。

    ー今後もペット連れの需要は増えていきそうですが、どのように差別化を図っていますか?

    ドッグカフェとして大々的に打ち出せば、おそらく認知は増えるんですが、今はあえてそれをしていません。僕たちが提供するのはあくまで「上質な空間」なので。そこのバランスは大切にしています。

    素敵な場所を見たときって、「こんなところにワンちゃんを連れていけたらいいのにな」って思うじゃないですか。今までは遠慮していたけど、ここなら一緒に来られるんだ!っていう、そんな空間になれると嬉しいです。

    ーみんなが憧れるお洒落な空間に、ワンちゃんも一緒に連れていけるということですね。

    好きなものって、見せたいし見たいですよね。

    たとえば車に乗るのが好きな人は、自慢の愛車をみんなに見てもらえる。見るのが好きな人は、好きなものを眺めながらゆっくり食事を楽しめる。需要と供給がちょうどマッチするんです。

    ワンちゃん好きな方も、これと似た心理で、連れて行って楽しむ、見て楽しむ、という感覚があると思います。なので、可愛いワンちゃんがより可愛く見えるような空間を提供すれば、スタッフやお客様同士の交流が自然と生まれていくんじゃないかと。

    ーいろんな「好き」が集まってくる場所なんですね。イベントスペースとしても活用されているとお聞きしました。

    うちは他のカフェと比べてかなりイベントを多くやっているほうだと思います。ワンちゃんイベントや車のイベントはもちろん、ハロウィン、夏祭り、音楽など、様々なジャンルのイベントを開催しているので、みなさん分け隔てなく楽しんでいただいています。

    ハロウィンは特にすごくて、スタッフもお子さんもワンちゃんも、一緒になって仮装するんですよ。もう大人だし、仮装して街に出たりするのはちょっと…という方も、カフェというクローズドな空間で周りを気にせずに遊べるので、楽しみに来てくださる方も多いです。新規の方も常連の方も、気軽に交流できる場になっています。

    敷地内に芝生があるので、今後はワンちゃんと楽しむヨガイベントなどもやっていくと思います。

    ※ドッグイベントの日は、全席ワンちゃん利用OKになるほか、ワンちゃん専用メニューの提供もあるそうです。今後のイベント情報はインスタをチェック!↓

    https://www.instagram.com/bordeaux1901?igsh=b3BpaHh2OGRwdTRr

    カフェ・ペット・車という三本柱を大切に、よりよい空間を提供し続けていきたいという青木さん。

    愛犬との楽しいおでかけに、ぜひ一度訪れてみませんか。

    【店舗情報】

    Bordeaux1901 大阪府松原市立部2-290-1

    Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/bordeaux1901?igsh=b3BpaHh2OGRwdTRr

    Xアカウントhttps://x.com/bordeaux1901?s=21&t=e8CzDqvj6Ug9wlf2qAVigQ

    (画像引用元:公式Instagram)

    この記事が役に立ったらシェアお願いします!

     

    この記事をシェアする

    • Facebook
    • Twitter
    • LINE

    RECOMMEND

    おすすめ記事