2024.02.15

猫のトイレのしつけポイントを解説!トイレの選び方もご紹介

猫のトイレのしつけポイントを解説!トイレの選び方もご紹介

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    トイレのしつけは、猫を飼い始める際に大切です。
    猫がトイレの場所を覚えるよう、トレーニングをしましょう。
    この記事では猫のトイレについて、トレーニング方法や、トイレの選び方・種類などをご紹介します。

    トイレトレーニングのポイント 

    トイレのしつけは猫を迎えた日から始めましょう。
    猫はトイレを覚えることが早く、遅くとも1週間程度で覚えます。
    猫が使いやすいトイレの環境を整え、場所を覚えられるような工夫が大切です。
    具体的なトレーニング方法を7つご紹介します。

    落ち着ける場所にトイレを置く

    猫のトイレは、人通りの少ない静かで落ち着ける場所に置くことがおすすめです。
    猫は音や人の気配に敏感です。テレビの近くや廊下、玄関は避けた方がよいでしょう。
    排泄に気付きやすい場所が望ましく、人の目の届く場所に置きます。
    もともと野良だった猫の場合、外で排泄しようとするケースがあります。そのような場合はトイレをゲージで囲って、猫が落ち着ける環境を作りましょう。
    静かで人の目が届く場所に、トイレを置くことがポイントです。

    トイレのサインに気付いてあげる

    猫がトイレをしたがるサインに気付いたら、トイレに移動させましょう。
    これはトイレの場所を覚えてもらうためです。
    猫のトイレのサインには次のようなものがあります。

    ・落ち着きがない
    ・床のニオイをかぐ
    ・床を手で掘る仕草をする

    猫は朝起きた直後やごはんのあとの排泄が多く、この時間は特によく観察しましょう。子猫の場合、慣れるまでの間は2〜3時間おきにトイレに移動させることもおすすめです。平均的には数日〜1週間ほどでトイレを覚えます。

    上手にできたらほめてあげる

    猫のトイレのしつけでは、上手くできたときにほめてあげることが大切です。
    猫はほめられることでうれしくなり、自然とトイレで排泄をします。
    排泄中に声をかけると、驚いてトイレを怖がってしまう可能性があります。
    排泄が終わってからしっかりとほめることがポイントです。

    失敗しても叱らない

    猫がトイレに失敗しても怒らないようにします。
    排泄を怒られたと思い、我慢や隠れて排泄をします。排泄を我慢すると、体によくありません。
    飼い主が根気強く改善点を探し、上手にトイレができるようにサポートしましょう。

    トイレに排泄物のにおいをつける

    猫にトイレを覚えてもらうには、においで覚えさせることがおすすめです。
    猫には排泄物を隠す習性があります。トイレ掃除の際に、排泄物がついた砂を少しだけ残して置いてあげると効果的です。
    また粗相をした際にオシッコを拭き取ったトイレシートはトイレに置いておくと、猫がにおいでトイレを覚えるサポートにつながります。
    掃除の際は不衛生にならない程度に、においのついたものをトイレに残すことがポイントです。

    粗相をした場所はすぐ掃除する

    粗相をしてしまった場合は、速やかに掃除をしましょう。
    自分の排泄物やにおいがある場所をトイレと認識する習性があるためです。
    ペット用消臭剤や住居用洗剤を使って、できる限りにおいを消します。フローリングの場合は、溝ににおいが残らないように気をつけましょう。
    同じ場所での粗相が改善しなければ、トイレをその場所に置く方法もあります。
    トイレ以外の場所に、においを残さないことが重要です。

    こまめにトイレをお手入れする

    トイレの掃除は、最低でも1日に1回は行うようにしましょう。
    猫は綺麗好きのため、汚いトイレは使いたがりません。
    すぐに掃除すれば、オシッコやウンチの異常にもいち早く気づけるというメリットもあります。
    トイレ本体は1ヶ月に1回程度を目安に丸洗いし、猫砂も新しいものに交換します。
    トイレを清潔にし、衛生環境のよい状態をキープしましょう。

    トイレの選び方  

    猫のトイレを選ぶ際は、猫の使いやすさと飼い主の扱いやすさに気をつけることが大切です。
    猫が使いにくいものだと、そのトイレを使わない可能性があるのです。
    掃除がしにくいものや汚れやすいものだと、飼い主の負担につながります。
    ここからは、トイレを選ぶ際の基準を3つご紹介します。

    猫の体長に合わせる

    猫のトイレのサイズは、一般的に体長の1.5倍以上が目安とされています。
    狭いとトイレで向きを変えにくく、猫が排泄しづらいためです。
    猫がトイレの縁に足をかけて排泄している場合は、トイレが小さい可能性を考慮します。
    猫の成長に合わせてトイレを買い替えるようにすれば、排泄でストレスを感じずに済みます。

    掃除のしやすさ

    猫のトイレはシンプルな形のものや、パーツの取り外しができて掃除がしやすいと便利です。
    トイレは月に1回ほど丸洗いをするため、洗いやすい形状のものがおすすめです。
    シンプルな形の方が毎日のお掃除も楽で、猫砂の交換も行いやすいでしょう。

    猫砂の飛び散りにくさ

    猫のトイレは猫砂が飛び散りにくいものを選びます。
    猫砂が周りに飛び散ると掃除が大変です。猫砂が十分入るほどの深さがあるかチェックします。
    深いトイレの場合、子猫や老猫にはステップを置いたり、入口が低いものを選んだりなどの対策をしましょう。
    猫砂が飛び散りにくいトイレには、ドーム型のカバーがついたものもあります。

    トイレの種類   

    猫のトイレの種類は「形状」と「構造」の2つの観点で分かれています。
    形状は「オープンタイプ」と「カバータイプ」の2種類に分けられます。

    ・オープンタイプ

    カバーのない箱型のトイレです。
    猫のトイレに気付きやすく、掃除も楽という特徴があります。
    サイズが豊富で、値段も安価です。
    欠点は猫砂が飛び散りやすく、においが広がりやすいことに注意します。
    トイレの奥側の壁が高いハーフカバータイプもあり、オープンタイプより猫砂の飛び散りを防ぎます。

    ・カバータイプ

    トイレの上部にドーム型のカバーがついたトイレです。
    人の目が気になる猫におすすめです。
    猫砂が飛び散りにくく、においも広がりにくいという特徴があります。
    デメリットはトイレ内ににおいがこもることや、掃除がしにくいことです。

    構造は大きく「ノーマルトイレ」と「システムトイレ」と「自動トイレ」の3種類に分かれます。

    ・ノーマルトイレ

    平たいバケツのような構造です。
    猫砂はオシッコで固まるタイプを使用します。
    メリットは掃除がしやすく、トイレ自体と猫砂の価格が割安なことです。
    デメリットはオシッコで固まった猫砂の処理を要することです。

    ・システムトイレ

    上の段がスノコ、下の段がトレーの2層構造のトイレです。
    上の段に猫砂を入れ、下の段に専用のシートを敷きます。
    オシッコが猫砂を通過し下のシートに吸収される仕組みです。
    普段はウンチの掃除だけで済み、オシッコの処理はシートを1週間に1回程度交換するだけで済みます。
    デメリットは専用のシートを用意することと、トイレ本体とシートが割高なことです。

    ・自動トイレ

    猫の排泄物の掃除を自動で行うトイレです。
    排泄物を感知し、自動で排泄物用コンテナに貯めます。
    掃除の手間が少なく済みます。
    デメリットは、動作の際にモーター音が生じるため、心配性の猫には不向きです。
    設置場所は電源の近くに制限され、値段も高額です。

    猫砂の種類 

    猫は排泄物を砂で隠す習性があるため、猫砂選びは大切です。
    猫砂は素材別に大きく5種類に分かれます。
    それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

    ・鉱物(ベントナイト・ゼオライト)

    自然の砂に近い細かい粒子の砂です。
    掘りやすく、多くの猫に好かれます。
    オシッコでしっかり固まり、値段も安価なことが特長です。
    しかし砂が舞い上がりやすくて重く、一般ごみでは処分できないことが難点です。

    ・木製(ヒノキ)

    主にヒノキを原料とした木製の猫砂です。
    軽くて、消臭効果が期待できます。
    一般ごみとして処分可能です。
    しかし、木のにおいを嫌がる猫もいます。
    また、固める力が弱く、処分時に崩れてしまうことがあります。

    ・紙製(ペーパーサンド)

    主に再生紙が原料の紙製の猫砂です。
    吸水性が高く、非常に軽いという特長があります。
    一般ごみとして処分可能で、トイレに流せるタイプもあります。
    軽いため、飛び散りやすいことが欠点です。

    ・おから

    おからが原料の猫砂は、軽くて吸水力が高いという特徴があります。
    原料がおからのため、猫砂を食べてしまう猫の対策に効果的です。
    凝固剤が入っており、よく固まります。
    一般ごみとして処分可能で、トイレに流せるタイプも存在します。
    欠点は固まるまで時間がかかることと、飛び散りやすいことです。

    ・シリカゲル

    乾燥剤で使われるシリカゲルが原料の猫砂です。
    脱臭力に優れ、燃えないごみとして処分可能です。
    オシッコを吸収しても固まらず、数週間取り替えが不要で、掃除の手間を減らせるという特徴があります。
    猫の足にくっつきやすく、嫌がる猫もいます。
    また、猫が誤って大量に食べてしまった場合は、嘔吐や下痢の症状を起こすことがあるため注意しましょう。
    システムトイレを使う場合は、猫砂の粒の大きさも確認しましょう。
    オシッコを通す網目より大きいものである必要があります。
    猫砂は猫それぞれに好みがあるため、いくつか試すことをおすすめします。

    まとめ

    猫は綺麗好きで、トイレにこだわります。
    猫に合ったトイレや猫砂を選び、設置場所や掃除に気をつけましょう。

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