2024.01.30

犬と猫は一緒に飼うことができる?注意点やポイントをご紹介します

犬と猫は一緒に飼うことができる?注意点やポイントをご紹介します

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    犬と猫にはそれぞれ可愛さがあり、一緒に飼いたいと思っている方もいるでしょう。しかし、犬と猫は仲の悪いイメージがあるため一緒に飼うことは難しいと諦めている方も少なくありません。
    そこで今回は、犬と猫は一緒に飼えるか否かについて、注意点や新たに迎える時のポイントとともにご紹介します。

    犬と猫は一緒に飼える 

    犬と猫は仲が悪いイメージを持たれますが、一緒に飼うことは可能です。犬と猫を一緒に飼っている方は珍しくありません。
    とはいえ、犬や猫にも性格や習性の違いがあり、相性の良し悪しで仲良くなれないことはあります。仲良しになるかは、犬や猫の年齢や飼うタイミングなどにもよります。一緒に飼うことはできるものの、必ず仲良くできるとは限りません。
    特に、どちらも大人に成長してから迎え入れると喧嘩に発展する可能性があるため、迎え入れるタイミングや相性には気をつけましょう。

    犬と猫の習性 

    犬と猫はそれぞれ違う習性があります。そこでここからは、犬と猫それぞれの習性をご紹介します。
    犬と猫を一緒に飼いたいとお考えの方は、それぞれの習性を理解しておきましょう。

    犬の習性

    犬の先祖である狼は、群れで行動します。その習性を引き継いでいる犬は群れで行動することを好み、リーダーと判断した飼い主には従順です。飼い主と一緒に出かけたり寝たりする時間がとにかく好きです。
    飼い主に従順である犬は、人間と同じようなリズムで生活します。飼い主の一日のルーティーンがほぼ決まっている場合は、犬もそのルーティーンを覚えて同じように過ごすのです。
    また、犬は群れで過ごすことから順位付けをしています。飼い主より自分の方が上と判断した場合、わがままになったり飼い主の言うことを聞かなくなったりします。

    猫の習性

    猫は単独行動を好み、マイペースで干渉されることを嫌う習性があります。群れで行動する犬とは正反対の習性を持ち、無理に飼い主と同じ行動をさせようとすると、嫌がることは珍しくありません。猫のペースで自由に生活させてあげることが大切です。
    また、猫は夜行性で必ずしも飼い主と同じリズムで生活するとは限りません。多くの猫が昼夜逆転しているような生活リズムであることも、理解してあげる必要があります。

    一緒に飼うときの注意点 

    習性が正反対の犬と猫を一緒に飼うときには、以下の点に気をつけましょう。

    ・ごはんは別々な用意する
    ・それぞれのテリトリーを作る
    ・トイレを分ける
    ・お留守番できる環境を作る
    ・猫のストレスに注意する

    それぞれの注意点について詳しく解説します。

    ごはんは別々に用意する

    「一緒に飼っているから」と、犬と猫に同じ場所でご飯を与えることは避けましょう。なぜなら、同じ場所でご飯を食べると犬がキャットフードを、猫がドッグフードを食べる可能性があるためです。
    犬と猫はそれぞれ食べられるものに差があり、必要な栄養素も違います。犬がキャットフードを、猫がドッグフードを食べることで体調不良を起こしたり、下痢になったりする可能性があります。
    犬と猫の食事スペースはしっかりと分け、お互いのご飯を食べないようにしましょう。

    それぞれのテリトリーを作る

    犬と猫それぞれのテリトリーを作っておくことも大切です。
    なぜなら、縄張り意識は犬にも猫にも存在するためです。テリトリーが明確でないと、縄張り争いのために喧嘩をしてしまう可能性があります。喧嘩をするとお互いに敵対心を燃やし、仲が悪くなる原因になりかねないのです。
    縄張り争いをさせないためには、それぞれのスペースを作ることが大切です。それぞれのテリトリーを作っておくことは、仲が悪くなる原因をなくすだけではなく、それぞれが落ち着いて暮らせる環境づくりにつながります。

    トイレを別ける

    トイレを別けることも大切です。なぜなら、犬と猫はそれぞれ排泄に関する習性が違うためです。
    犬は、専用のトイレにペットシートを敷いておくことで、その場所で排泄をします。平坦な場所での排泄を好むため、犬には平坦で広めのペットシートを準備してあげましょう。
    猫には、猫砂を使用する猫専用のトイレが必要です。

    お留守番できる環境を作る

    猫と犬の2匹だけでお留守番ができるように、生活環境をしっかりと分けてあげることも大切です。どのような生活環境においても、まったくお留守番をしないことはありません。ときには2匹でお留守番をしなければならないこともあります。
    飼い主がいないタイミングでトラブルが発生しないように対策をしておくことは、犬と猫どちらにとっても大切です。
    それぞれが落ち着いてお留守番できるように、環境を整えてあげましょう。

    猫のストレスに注意する

    猫のストレスにも気をつけましょう。なぜなら猫は単独行動を好むため、多頭飼いはストレスを感じる可能性があるためです。
    猫は室内飼いがほとんどのため、犬のように外に出てストレスを解消できません。一緒に遊んであげたり、猫のペースに合わせてあげたりなど、なるべくストレスがかからないように気をつけてあげましょう。
    もちろん、犬にもストレスがかかることはあります。お互いがストレスフリーで生活できる環境を作ってあげることが大切です。

    新しく迎える時のポイント 

    新たに犬か猫を迎え入れる際には、以下のポイントを意識することで共存しやすいでしょう。

    ・社会化期に飼い始める
    ・先住ペットのケアを怠らない

    ここからは、それぞれのポイントと先住犬がいる場合、または先住猫がいる場合のポイントを詳しく解説します。

    社会化期に飼い始める

    相性はあるものの、成犬または成猫から飼い始めるよりも、社会化期に飼い始める方がお互いに仲良くやすいといえます。
    社会化期とは、犬の場合は生後3〜16週齢頃まで、猫の場合は生後2〜9週齢頃までを指します。
    子猫と子犬の頃から一緒に飼い始めることで、仲良く暮らせる可能性が高まるのです。可能であれば社会化期に2匹を迎え入れましょう。

    先住ペットのケアを怠らない 

    すでに犬か猫を飼っている場合は、先住ペットのケアを怠らないことも大切です。なぜなら、新入りペットばかりを構っていると、先住ペットがやきもちを妬いてしまったり、敵対心を持ってしまったりする可能性があるためです。
    敵対心を抱くとわざと冷たくする、もしくは問題行動を起こす可能性があります。新しい子を迎え入れると、ついその子ばかりを構ってしまいます。先住ペットにも同様の愛情を与えて、嫉妬や敵対心が芽生えないように気をつけましょう。
    2匹に同じように愛情を注いであげることで、先住ペットは新入りペットを新たな家族として迎え入れやすくなるのです。

    先住犬がいる場合 

    犬は集団で生活をする習性があるため、先住犬がいる場合は猫を同じ群れの仲間として受け入れます。新しくきた猫が子猫の場合は、特に受け入れられやすいため、比較的仲良くなりやすいケースです。犬が子猫を兄弟や子どものように面倒を見る可能性もあります。
    犬の特性で、先住犬がいる家に猫を迎え入れることはさほどハードルが高くありません。

    先住猫がいる場合 

    先住猫がいる家に新たに犬を迎え入れることは、最も難しいケースです。なぜなら、先住猫は新たに迎え入れた犬を仲間としてではなく、テリトリーに侵入した敵と見なしてしまう傾向があるためです。
    敵対心が芽生えると、なかなか仲良くなれずお互いにストレスがかかる可能性もあります。前述したポイントを踏まえながら、慎重に様子を見る必要があるでしょう。

    まとめ

    犬と猫は一緒に飼うことは可能です。飼い主は、それぞれの習性が違うことを理解してあげることが大切です。人間同士にも合う合わないがあるように、犬と猫にも相性があります。お互いが快適に暮らせるように配慮し、暮らしやすい環境づくりをしてあげましょう。

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